第61回　【再検証】里見八犬伝の玉梓の移動能力は時速何km/hか

数学ネタも記念すべき60回を越したということで、原点回帰。
あの頃はまだ物理の知識が圧倒的に不足していた。そこで現在の知識を用いて第1回を再計算してみよう。

第1回で計算した100m/sは平均の速度である。時間0で100m/sにまで加速するのは不可能である。そこで、

となればよい。

平均の速度が100m/sになるには、最大地点の速度が200m/sであればよい。つまり、

になる。

0.05秒で0m/sから200m/sまで加速するので、
加速度 a=200/0.05=4000m/s²
となる。この加速度は
4000/9.8より、408Gとなる。

最初の0.05秒間で後ろ向きに408Gのの力を受け、次の0.05秒間で前向きに408Gの力を受ける。

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