第六回 ジャイアンの歌による被害を科学的に考えよう

ジャイアンが音痴ではないことは本章の第三回で証明された。

では、ジャイアンが音痴ではないということは、声が悪いと言うことだ。その場合は、低周波音が原因であろう。

そもそも、低周波音とは、(Wikipediaによれば)

低周波音ていしゅうはおん)という言葉は専ら、公害問題としての人間生活に係わる騒音および騒音影響の分野で使用される。この場合、一般に周波数100 Hz以下の音を指す。

概要

低周波音の影響は住宅等の建物建具のがたつきとして現れたり、また、人体への種々の影響という観点で扱われる。認知可能な音量ではわずらわしさが一番の問題となる。 低周波音は便宜上、周波数100 Hz以下とされることがある。この定義は、1980年にデンマークで行われた国際会議に基づく。

また、20 Hz以下の音は超低周波音と呼ばれる。この帯域では、相当に大きな音圧でなければ通常、人間の聴覚では認識できないが、窓等がガタガタと鳴るなどの共鳴が起きる原因となる。また、不定愁訴の原因のひとつとして、健康に悪影響があるとされ研究されている。

さらに、gooによれば、

建具や窓、障子などが振動して音を発し、騒音・振動公害の一因として昭和40年代から問題化した。圧迫感などの心理的影響、頭痛などの生理的影響も引き起こす。苦情によれば、頭重、不眠、全身違和感などの訴えが多い。

赤字を点けてみた。
まさにジャイアンの歌ではないか

これと嫌ボイスをくっつけると、あのジャイアンの歌になるのである。

住宅等の建物建具のがたつきとして現れたり」「窓等がガタガタと鳴るなどの共鳴が起きる原因」とあるが、実際にアニメの中でもそういった描写があった。

量が多ければ蝉や鳥が落ちたりガラスが割れたりするのも無理はない。

不定愁訴の原因」とあるが、確かにそうだ。不定愁訴の解説は下記に。

不定愁訴(ふていしゅうそ)とは、「頭が重い」、「イライラする」、「疲労感が取れない」、「よく眠れない」などの、何となく体調が悪いという自覚症状を訴えるが、検査をしても原因となる病気が見つからない状態を指す。 患者からの訴え(主訴)は強いが主観的で多岐にわたり、客観的所見に乏しいのが特徴。

ということで、「ジャイアンの歌には低周波音が含まれている」でほぼ確定だろう。

次回第七回ではなぜジャイアンの歌から低周波音が発生するのかを扱います。


参考資料
環境goo - 低周波音


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